夏の咳(カビ=トリコスポリンとアスペルギルス) |
毎年、夏になると
アレルギー体質でもないのに
2週間以上も咳が続く方は
要注意です。
夏型過敏性肺炎は
年を追う毎に肺の細胞が壊れて
治療が難しい間質性肺炎になる
可能性があります。
http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=20
犯人は湿気の多い所に生える
カビ(トリコスポリンとアスペルギルス)が多い様です。
どちらも血液検査(抗体)で解りますが
アスペルギルスは自費(3000円ほど)になります。
水回りのカビ掃除や
氷を作る時は天然水でなく
「塩素の入った水道水」の方がお勧めです。
加湿器の水も同様です。
エアコンの掃除や
冷房を使い始める季節には
最初の一回だけ
暖房の「最強」で10分ほど運転すれば
滅菌できそうです。
この治療でやっかいなのは
カビとのアレルギー反応が出るため
喘息や抗生物質治療に加えて
ステロイドホルモンを
長期(合併症が出やすい)に飲まなければいけません。
http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=18
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2016/01/0125.html
http://www.nakata-clinic.jp/kenkou/_June/top.html
結核と紛らわしい
肺MAC症(土の中に多いマイコバクテリュウム)にも要注意です。
庭いじりが趣味で咳が続く方に多い様です。
治療は抗生剤のクラリスロマイシンですが
結核治療と同じ薬も使います。
咳止めの漢方薬で
痰が多い時は
清肺湯(せいはいとう)90番
空咳の時は
麦門冬湯(ばくもんどうとう)29番
普通の風邪だと飲みやすい錠剤の
五虎湯(ごことう)オースギ98番が良さそうです。