C型肝炎治療最前線(ダクラスビルとアスナプレビル) |
C型肝炎の最新治療
ここ1年間の肝炎治療の進歩は素晴らしいですね~
肝硬変や肝臓癌の
C型ウイルスは1型と2型があり
日本人で一番多いのは1のb型で
ウイルス量の多い
インターフェロンが効きにくいタイプです。
1年前はペグインターフェロンの注射と飲み薬のシメプレビルとリバピリンで
90%が治療できていました。
しかし、インターフェロンの注射は入院も必要で
副作用(うつ病)も強く、
うつ傾向のあるヒトや高齢者も治療できませんでした。
昨年からは2種類の飲み薬のみで治療できる様になりました。
ダクラスビルとアスナプレビルです。
全てのヒトが服用できて入院も不要です。
副作用は肝機能障害と頭痛が15%ほどあります。
85%のウイルス治癒率ですが
やはり治療抵抗性の変異ウイルスが8%あります。
約6ヶ月間は薬を飲みます(全て自費だと30万円/月x6ヶ月=180万円の医療費)が
私が服薬を勧めた肝硬変の方は
1ヶ月後にはウイルスが消えていました。
全国で助成金制度
(収入により本人負担は1〜2万円/月x6ヶ月=6〜12万円で済む)もあり
入院も不要でや副作用もインターフェロン程ではなく
良い時代になったものです。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/01/0123.html