画像処理ソフト(OsirixとDICOM 無料とベンツ1台分の差・・) |
医療用画像処理ソフトは
2〜30年ほど前からDICOM(ダイコム)が標準と言われて来ました。
しかし転送スピードが遅く
パソコンで標準のJPEG形式を何故許可しないのかが不思議でしたが
10年ほど前から無料の
Osirix(オザイリックス)が
マックで使える様になりました。
私は単列のCT(GEのエミュー)を21年間使用していましたが
11年間は一人一人の画像をフィルム現像していました。
後の10年間は無料のOsirixをダウンロードして
フイルム保存と同時にマックのHDでも処理を行えて
便利になりました。
2年前に東芝製16列のCTに買い換えるも
無料Osirix版を使用しましたが
撮影枚数/人が1000枚を超える(大腸CTの時)様になると
500枚/人制限版では対応出来ず
データ保存対応の製品版(1クライアントが15万円前後)を購入しました。
東芝製のCT本体はDICOM仕様ですが
撮影後は5分間ほどで診察室のマックのOsirixに自動転送されます。
外付けHD(東芝製の6TBが量販店で一台3万5000円)にデーターが入る設定なので
毎月60人撮影(600〜1000枚/人)しても5年間以上は大丈夫な保存容量です。
紹介状を書きながら
同時に画像を一枚のDVDに焼くのも
同じマックで5分間ほどで済みます。
またフイルム保存が不要なので
省スペースとコストや手間がかかりません。
CTメーカーのワークステーションの
お任せネットワーク設定だと
「ベンツ1台分のコス」トや毎月のメンテナンス契約が必要です。
Osirixだとスピードも速く同じ画質で
初期投資の「約20万円のみ」で
メンテナンスも無料です。
自分でも基本設定や簡単なメンテナンスが可能です。
マック本体のトラブルがあっても
CTデーター入力先の外付けHDを他のマックに移動して
IPアドレスを再設定すれば直ぐに使用できます。
バックアップ(=BU)用の6GB外付けHDを新たに追加して
無料のhttp://www.tocolog.net/sync3-backup.htm
で毎日を定期的に自動BUできています。
これで楽な「鬼に金棒!」の体制になります。
TVゲームでのカラー「動」画・ライン・遠隔医療支援システムのレベルを考えると
現代では簡単なPCの知識さえあれば
「無料」が当たり前だと思えますが・・・
CT撮影も私が一人で
簡単に(個人情報の入力⇨撮影部位選択⇨息止め2回)出来て
パソコン処理のスピードも上がり
半比例して本体の値段も下がり
一人自営業(SOHO)には良い時代になりましたね〜!
この様な「ちょっとした」情報を
教えて頂く「周囲の方々」や
ネット検索は大切です。
ベンツ一台分の予算が
年々進歩している
他の医療機器の購入に生かせます。
これが癌の「早期」発見に生きてきます!